油山市民の森からのお知らせ

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2022/05/20 きのこ豆知識
ムラサキフウセンタケ(紫風船茸)

■生える時期
春(5-6月頃)と秋(9-10月頃)
■生える環境
ミズナラやコナラ、シイ、カシなどの広葉樹林地上。また、モミやツガなどの針葉樹林の地上にはえることもあります。
■特徴

傘の大きさは5センチから15センチくらいで、表面は紫色か、黒色に近い紫色をしています。
↑ムラサキフウセンタケの傘の色は、温度、湿度、陽の当たり具合など…様々な要因で全体的な色味に違いが出ることがあります。
↑薄暗い林内に発生していた個体。全体的に真っ黒くみえました。

傘表面には、小さなササクレをいくつもつけていて、さわるとややざらざらしている感じがします。

傘の縁は内側に巻き込まれていますが大きくなるとやや波打つ場合やお皿状に平らに開く場合もあります。

↑平らに開いた個体

ヒダは、幼菌や成菌の場合は紫色をしていますが、老菌になるにつれて紫褐色へと変化していきます。

↑若い個体だと、ヒダの色は紫色をしています。
↑ヒダの色がだんだん茶色味を帯びてきました。これぐらい大きく成長した個体には、さび色の胞子が目立ち始めてきます。
↑老菌の場合は、ヒダにさび色の胞子の塊がついていることもあります。
↑ヒダの拡大写真です。細やかな胞子が大量に固まっています。指で触れると、さび色(胞子)が指に付着します。

↑ヒダと柄の境目ははっきりとはわかれていなくて、より紫色が濃ゆくなっています。

柄の長さは6センチから2センチぐらいで、根元に近づくにつれて球根のように太くなっています。

柄の表面には、濃い紫色と、薄い紫糸のだんだら模様がついていてい光を当てると繊維状の光沢が確認できます。

↑根元の膨れた部分には、薄紫色の菌糸がびっしりとついていて地中深くに広がっています。

↑菌糸の拡大写真。菌糸は一本一本細い糸のような形をしています。
胞子紋は茶色で比較的胞子の量が多いので、一晩過ごせばはっきりとした胞子紋をとることができます。

■参考
増補改訂新版 日本のきのこ(山と渓谷社)今関六也・大谷吉雄・本郷次雄 編著
北陸のきのこ図鑑(橋本確文堂)池田良幸 著
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