油山市民の森からのお知らせ

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2020/11/20 きのこ豆知識
クリタケ(栗茸)


■時期
秋の終わりに生えてくるきのこです。
■生える環境
広葉樹の他、ときに針葉樹の切り株や倒木上に束生、または群生します。腐朽菌です。

■特徴
傘は3センチから8センチ、半球形から平らに開きますが、傘のふちに綿くずのような白い綿がつくこともあります。表面の色は明るい茶褐色で周辺部はやや淡くなります。
↑幼菌時、傘の周辺には白色の綿をつけることが多いです。
↑大きく成長すると、栗色やレンガ色になります。
ひだは密で、初めは黄白色ですがのちに紫褐色になります。柄は長さ5センチから10センチ、白色で上部にツバがありますが、成長するとともになくなってしまいます。
↑ヒダの色は、はじめはクリーム色や淡い色が多いですが、成長すると紫褐色(胞子の色)になります。食べれますが、外国では有毒とされており、消化器系障害物の可能性があります。
苦味成分は、ファシキュロールF。
最近は、おがくず培地や丸太に菌を植えてきのこを作らせることができ栽培品も売られているようですが、見かけほどの味ではないせいか人気はいまひとつといったところです。
↑きのこちゃん家でも育ててみたクリタケ。シイタケに比べると家庭栽培は難しそうです…
■名前の由来
栗の木に生えるきのこだから。栗色のきのこだから。など諸説あります。
■方言
クリタケは古くから親しまれているきのこということもあり、各地で呼ばれている名前もたくさんあります。「きのこの語源・方言事典」には2パージにかけて書かれていました。
その一部を紹介していきます。
岩手県(あがかっくい、あかかっくれ(南岩)、あかもだし、あがっもたつ、ぼり、)
青森県(あがつぶれ、あがかっくい、あかぼっち、くりかっくい、くりのきしめじ)
秋田県(あかきのこ、あがきのこ、あかだけ、あかぼうず、あかぽたし、あがもだし、あねだけ、もたち、など)
山形県(あがきのこなど)
福島県(あがぼうなど)
新潟県(しもたけなど)
栃木県(きじたけ、きじたけもだしなど)
広島県(さざんぼ、くりのきなばなど)
長野県(かぶつ)
大分県(かぶしめじ)

■参考
「山溪カラー名鑑 増補改訂新版 日本のきのこ」(山と渓谷社)
「北陸のきのこ図鑑」(池内良幸著 橋本確文堂)

「見る・採る・食べるきのこカラー図鑑」(講談社 小川真編)
「きのこの語源・方言事典」(山と渓谷 奥沢康正 奥沢正紀 著)
制作協力/DogaLABO
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