油山市民の森からのお知らせ
2022/06/15
いきもの情報
ニホンアカガエル
福岡市にある油山市民の森で見られるお花や野鳥情報をお届けしているこのブログですが、今回は「ニホンアカガエルのオタマジャクシがカエルになったぞ!」を祝して、カエルブログとさせていただきます。
ニホンアカガエルは油山市民の森では普通に見ることができるカエルさんですが、全体的には近年生息数が激減しており、福岡県では絶滅危惧2類に指定されています。
カエル界では産卵一番乗り!まだ寒い時期に産卵し、親カエルは再度休眠に入るという珍しい生態のカエルさんです。
このニホンアカカエルの卵塊を油山市民の森で初確認したのは3月2日。
例年2月中下旬頃に確認されていたので、今年はなかなか確認できず心配していました。雨上がりの朝、立派な卵塊が確認できスタッフ一同ホッと一安心。

それから日を追って卵塊の数は増えたのですが、途中カビのようなものが生え、オタマジャクシにまで至らなかった卵塊がいくつもありました。
約2週間後、見ると卵塊の中の黒い物体が動き始めました。

そして膜を破って外へ!

それから2か月間。体の大きい小さいはあれど、皆オタマジャクシ。
水の中に落ちてきた葉っぱやお花をむしゃむしゃ。
苔らしきものもむしゃむしゃ。


ついに後ろ足が出た個体を発見!したのは6月3日。
卵塊を初確認した時からちょうど3か月。

それから前足も出てきて

ついに昨日(6月14日)、カエルとなった個体を発見!

まだしっぱの名残があり、質感はオタマジャクシよりな感じです。
これから仲間たちと3か月ちょっと過ごした水の中から旅立ち、森の中での生活となります。
卵塊からオタマジャクシになる過程でずいぶん数が減りました。
オタマジャクシになってからも日に日に数が減っていきました。
これから無事に大きくなり、また繁殖しに戻ってくる個体は一体どれくらいいるのでしょうか。
これからカエル池は卒業ラッシュ。最後までしっかり見届けたいと思います。
解説:土屋
参考:「日本の両性爬虫類」平凡社
ニホンアカガエルは油山市民の森では普通に見ることができるカエルさんですが、全体的には近年生息数が激減しており、福岡県では絶滅危惧2類に指定されています。
カエル界では産卵一番乗り!まだ寒い時期に産卵し、親カエルは再度休眠に入るという珍しい生態のカエルさんです。
このニホンアカカエルの卵塊を油山市民の森で初確認したのは3月2日。
例年2月中下旬頃に確認されていたので、今年はなかなか確認できず心配していました。雨上がりの朝、立派な卵塊が確認できスタッフ一同ホッと一安心。

それから日を追って卵塊の数は増えたのですが、途中カビのようなものが生え、オタマジャクシにまで至らなかった卵塊がいくつもありました。
約2週間後、見ると卵塊の中の黒い物体が動き始めました。
そして膜を破って外へ!

それから2か月間。体の大きい小さいはあれど、皆オタマジャクシ。
水の中に落ちてきた葉っぱやお花をむしゃむしゃ。
苔らしきものもむしゃむしゃ。

ついに後ろ足が出た個体を発見!したのは6月3日。
卵塊を初確認した時からちょうど3か月。

それから前足も出てきて

ついに昨日(6月14日)、カエルとなった個体を発見!

まだしっぱの名残があり、質感はオタマジャクシよりな感じです。
これから仲間たちと3か月ちょっと過ごした水の中から旅立ち、森の中での生活となります。
卵塊からオタマジャクシになる過程でずいぶん数が減りました。
オタマジャクシになってからも日に日に数が減っていきました。
これから無事に大きくなり、また繁殖しに戻ってくる個体は一体どれくらいいるのでしょうか。
これからカエル池は卒業ラッシュ。最後までしっかり見届けたいと思います。
解説:土屋
参考:「日本の両性爬虫類」平凡社