油山市民の森からのお知らせ

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2020/09/12 きのこ豆知識
クロラッパタケ(黒喇叭茸)


■時期
初夏から秋
■生える環境
広葉樹林の地上に生えています。(ちなみに福岡県で見つかる個体は小さいものが多く、大量に生える光景は滅多にみられません…)
■特徴
クロラッパタケは、漏斗のような形状をしており、上部の直径は5センチほどの大きさです。名前の通り、上部の表面は黒っぽい色をしていますが、裏側や側面部分は灰色をしています。上部のふちは波を打ったように乱れていて、花のようにやや内側に巻いています。高さは5センチから10センチくらいで中央部にある穴は根元まで続いていて、浅いしわ状、細かいささくれなどでおおわれています。肉の部分は見た目通り薄くて膜質、さわると葉っぱをさわっているように柔らかい感触です。

■別名
「ブラック・トランペット・マッシュルーム」
「コルネット」
トランペットよりもやわらかい音をだす。金管楽器のひとつ。
「死者のトランペット」
一説には、フランス修道院の院長が定めた「死者に祈る日」に関係している。その日は11月2日でちょうどクロラッパタケが大量に生える時期だという。

■試食してみた
第一回目の時に紹介した「アミガサタケ」と同様に、クロラッパタケもヨーロッパで珍重される食用きのこのひとつです。
調べてみると、スープや煮込み料理に使用されることが多いようです…
というわけで、今回はクロラッパタケのみを使ったコンソメスープを作ってもらいました。

とても斬新な光景ですね…。今回はクロラッパタケの味わいを感じたかったので、他の具材は入れていません。どんぶりの中に沈んでいるクロラッパタケを食べてみました。食感の感じ方には、それぞれ差がありますが…、あるでメンマを薄くしたような食感とほのかにあまい香りがしました。
その他には、きのこ自体が肉薄なため、乾燥して保存される場合もあるそうです。

■さいごに
実はクロラッパタケをこの回に選んだ時、私はあるミスに気が付きました。それは、クロラッパタケの開いた姿しか見たことが無かったという事です。どうしても開く前の姿を見てみたい!そう思っていましたが、こういう時こそ本命に出会えないもので、どうしたものか…と悩む時間を過ごしていました。配信日も迫ってきている中、ついには夢にまでクロラッパタケが出てきてしまいました。その夢の内容は、クロラッパタケを探してる時に、斜面を転がり落ちていくという内容です。あまりにリアルな光景に目が覚めた時はほっとしました。その二日後の事。クロラッパタケの事も頭に入れつつ森の中を歩いていくと…虫の知らせなのか、妖精の仕業なのか、クロラッパ畑が広がっていました。喜びもある中で、クロラッパタケが生えている場所は急な斜面地。周りに十分注意して、観察を終えることが出来ました。
■参考
日本のきのこ(山と渓谷社 今関六也・大谷吉雄・本郷次雄 編解説)
新装版YAMA-KEI FIELD BOOKS7きのこ(本郷次雄・上田俊穂 著)
製作協力/DogaLABO
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