油山市民の森からのお知らせ

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2021/10/08 きのこ豆知識
ニオイワチチタケ(匂輪乳茸)


■生える時期
夏から秋にかけて観察することができます。
■生える環境
主にブナ科(クヌギ・コナラ・シイ・カシなど)の木の周辺に生えてきます。公園などでも見ることができる比較的身近なきのこです。

↑普通に公園を歩いていたら見つかったニオイワチチタケ。でも、この日はすごく蚊がいて大変でした…
■特徴
傘の大きさは2.5センチから4.5センチくらいで、色は褐色、淡い橙褐色。やや中央がくぼんだような形をしています。

↑落ち葉に埋もれていたり、苔の間から出てきたり…生え方は様々です。
↑表面には幾重にも重なる輪っかのような模様(環状模様)があるのが特徴です。

↑湿気ているときは傘の色は茶色っぽくて、輪っか状の模様が観察できます。
↑乾燥した個体は、白色のかすり状の模様がはっきりと観察できます。
↑ヒダの色は、幼菌のときはややクリーム色を帯びていますが、成長するにしたがって肉色や褐色になります。

↑全体的に、傷をつけると透明な乳液がでてきますがヒダの部分がとくに多く出てきます。
↑柄の根元には茶色い毛(菌糸)がたくさん生えています。よく似ているきのこに「チョウジチチタケ」というきのこがありますが、チョウジチチタケには根元の毛はありません。
↑胞子紋は白色です。
■「食べられないカレー」その名前の由来

ニオイワチチタケの大きな特徴といえば、きのこから「カレー」のにおいが漂ってくるということです。特に乾燥した個体なんかはその香りも強いです。ただし、ニオイワチチタケは食べられないきのこ…ちょっと残念でした。。。
名前の由来は、漢字を見てみると一目瞭然。「匂いがする、傘が輪っかのような模様をした、チチタケの仲間(傷つけると乳液がでる)きのこ」ということで、この名前が付いたといわれています。
■ニオイワチチタケの「そっくりさん」
チョウジチチタケ(丁子乳茸)
きのこを乾燥させると香辛料の「グローブ(丁子)」に似た香りを持つことからこの名前が付いたと言われています。傘だけ見るとニオイワチチタケのようですが…

裏側をひっくり返すと、ヒダの色は白色で乳液の色が白色からクリーム色になっているのが最大の特徴です。

キチチタケ(黄乳茸)
こちらもニオイワチチタケのそっくりさんですが、こちらも傘だけでの判断は難しい場合もあります。

キチチタケは名前の通り黄色い乳液がでるきのこです。なので、裏側のヒダを傷つけたりするとその違いは一目瞭然。また、ニオイワチチタケやチョウジチチタケと比べると全体的に白っぽいので慣れてくると見分けはつきやすくなります。
↓↓「キチチタケ」については、過去に掲載しているのでよかったら見てみてください。↓↓
https://www.shimi-mori.com/news/detail.php?news_uuid=18708688315fc7313d7d6a96.6868372?


参考
山渓カラー名鑑日本のきのこ 山と渓谷社(今関六也・大谷吉雄・本郷次雄 解説/編集)
Kinoko oso的キノコ写真図鑑(
http://toolate.s7.coreserver.jp/kinoko/index.htm)
製作協力/DogaLABO
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