油山市民の森からのお知らせ
2020/12/04
きのこ豆知識
キチチタケ(黄乳茸)
■時期
夏から秋(福岡県では7月頃から12月頃まで)
■生える環境
アカマツ・コナラ林内に発生。
■特徴
傘の大きさは、5センチから9センチほど。開けばややじょうご型となり表面は黄または帯びた淡肉色で濃色の環紋(かんもん)があり、湿った時にはやや粘性があります。

ひだはクリーム色から淡肉色。柄は傘より淡色のち濃色・中空。乳液は白色ですが空気にふれれば黄色になりあと口が辛く、肉はほぼ白色ですが切り口は乳液により黄色くなります。

↑ヒダのようす

↑傷つけると黄色い乳液がでてくる。

↑大きく成長したり、乾燥したりすると傘はそりかえるような形となります。

■名前の由来
名前のまんまですが、「きのこを傷つけると、黄色い乳液がでる」からこの名前が付きました。
■参考
「山溪カラー名鑑 増補改訂新版 日本のきのこ」(山と渓谷社)
「カラー版 きのこ 見分け方 食べ方」(清水大典、伊沢正名著 家の光協会)
「北陸のきのこ図鑑」(池内良幸著 橋本確文堂)
日本のきのこ(山と渓谷社 今関六也・大谷吉雄・本郷次雄 編解説)
くらべてわかるきのこ(山と渓谷社 吹春俊光 監)
製作協力/DogaLABO