油山市民の森からのお知らせ

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2022/07/01 きのこ豆知識
ウチワタケ(団扇茸)

■時期
一年を通して観察することができます。
■生える環境
白色腐朽菌で、材を白く腐らせます。広葉樹の枯れ木に重なってはえることが多いです。

■特徴

団扇のような姿に見えることから、この名前が付きました。

幼菌の時は、真っ白で木に張り付いたまるっこい形をしています。成長するにつれてだんだんと団扇型へと変化していきます。幼菌の時からきのこ自体は硬いです。

生長中のウチワタケ。ウチワタケの傘の縁が白っぽいものはまだ成長途中のしるしです。
きのこ自体は、頑丈で硬いせんべいのような感じです。きのこの形は半円型から腎臓型、根元に小さな柄が付いていますが、成長すると分かりづらくなる個体もいます。

↑傘の表面は、明るめの黄土色や茶色の環紋模様をしてて、ビロード状。大きく成長すると抜けてなめらかになります。
↑傘を拡大してみました。肉眼では分かりにくいですがよく見てみると白色の毛が密集しています。

裏側の管孔は白色で、よく見てみると小さな穴が沢山開いています。
↑この小さな穴から胞子がでてきます。
↑ウチワタケは古くなると、美しかった環紋模様は黒っぽくなり、肉質自体もより硬く薄くなっていきます。

↑管孔黄色っぽくなり、やがて他の生きものたちに食べられてボロボロになっていきます。
■ウチワタケのいろいろ
前回紹介したカワラタケと同じく、ウチワタケも発生する環境によって様々な色や模様があります。
↑こちらは、一年を通して湿度が多い沢近くの森の中で見つけた個体です。
↑山の尾根道で見つけた個体。
↑こちらも沢沿いですが、傘の表面の色が薄い個体です。
↑こちらは、生息環境が良いのか、成長しすぎたウチワタケの縁から、新たなウチワタケが出てきている様子です。このような感じで、ウチワタケは発生環境により七変化するきのこなのです。
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