油山市民の森からのお知らせ

油山市民の森からのお知らせ

2022/04/01 きのこ豆知識
キクラゲ(木耳)【追記】


■時期
一年中観察することができますが、最も発生が多いのは梅雨時期。秋雨時期。
その他の季節は、大雨が降った翌日などに観察することができます。
■生える環境
主に広葉樹の倒木、切り株などにたくさん生えています。まれに案内看板、ベニヤ板などでも観察されることがあります。
↑案内看板(ベニヤ板)に生えた個体。木材を傷ませてしまうちょっと厄介者です。
■特徴
↑きのこ自体はゼラチン質で、さわるとぷにぷにしています。

↑湿り気があるときは、褐色で柔らかいですが乾燥してくると次第に暗色がかって硬くなってしまいます。
↑乾燥した個体。乾燥すると小さく縮こまったような感じになります。

↑キクラゲは、全体的に透明感のあるきのこです。光が差し込むと、蝋硝子のような美しさがあります。

↑キクラゲの幼菌。初めはまん丸していてかわいいです。
↑上から光を当ててみました。キクラゲの内側は、大まかなしわ状になっています。

↑下から光を当ててみました。傘の上面からはしわ状なのかどうかまではわかりません。
↑キクラゲの断面。透明なゼラチン質がきのこの大半を占めていて、さわるとひんやりとした潤いがあります。ゼラチン質の部分は、糊のようにぺたぺたしています。
■名前の由来
キクラゲと聞くと、海の生きものと勘違いされることも多いですが、こりこりの食感と食用クラゲに似ていることから木に生えるクラゲ「キクラゲ」と名前が付きました。
また、漢字の「木耳」はその名前の通り、枯れ木に耳が生えているように例えてこの漢字があてられています。

■方言
「キクラゲ」は昔から人々に親しまれているきのこで、その分地域での呼び方も違いがあるようです。
秋田県:かんてん
鹿児島県:きくら
秋田県:きくらぎ、きぐらげ
熊本県:くさびら
千葉県:くらげきのこ
福岡県:なば
(ちなみに、福岡県ではきのこを「なば」と呼ぶこともあります。)
三重県・長崎県・兵庫県:ねこのみみ
など、他多数
■「キクラゲ」に似ているきのこ
・アラゲキクラゲ
キクラゲと同じ仲間です。傘の表面に荒っぽい毛があるのが特徴です。キクラゲと比べると発生率はアラゲキクラゲの方が多く、また、栽培品も流通しています。私たちが商品としてよく見かける「キクラゲ」はほとんどはアラゲキクラゲの事を指しています。
(写真をクリックすると、ページに移ります)

・クロハナビラタケ(毒きのこ)
乾燥したキクラゲによく似ています。誤食すると強烈な胃腸系の中毒症状を引き起こすきのことして知られています。(写真をクリックするとページに移ります)
■参考
日本のきのこ(山と渓谷社 今関六也・大谷吉雄・本郷次雄 編解説)
きのこの言語・方言事典(山と渓谷社 奥沢康正・奥沢正紀 著)
製作協力/DogaLABO
Access・Inquires アクセス・お問い合わせ
一般財団法人 
福岡市市民の森協会(指定管理者
〒811-1355 
福岡県福岡市南区大字桧原855-4
[管理事務所]
TEL
092-871-6969
FAX
:092-801-1463
MAIL
aburayama@shimi-mori.com
対応時間
:9時~18時(年中無休)
[自然観察センター]
TEL
092-871-2112
対応時間
:9時~16時30分(月曜休館)
交通アクセス