油山市民の森からのお知らせ
2022/04/08
きのこ豆知識
アラゲキクラゲ(荒毛木耳)【追記】
■時期
一年中見られますが、特に雨が多い日などは観察しやすいです。
■生える環境
主に広葉樹の倒木、切り株などに生えています。わりと人っけの多い所でも観察することが出来ます。
↑倒木に生えたアラゲキクラゲ
■名前の由来
キクラゲと聞くと、海の生きものと勘違いされることも多いですが、こりこりの食感と食用クラゲに似ていることから木に生えるクラゲ、そして目に見えるくらいに白い毛が...
2022/04/01
きのこ豆知識
キクラゲ(木耳)【追記】
■時期
一年中観察することができますが、最も発生が多いのは梅雨時期。秋雨時期。
その他の季節は、大雨が降った翌日などに観察することができます。
■生える環境
主に広葉樹の倒木、切り株などにたくさん生えています。まれに案内看板、ベニヤ板などでも観察されることがあります。
↑案内看板(ベニヤ板)に生えた個体。木材を傷ませてしまうちょっと厄介者です。
■特徴
↑きのこ自体はゼラチン...
2022/03/25
きのこ豆知識
ハナヤスリタケ(花鑢茸)
■時期
東日本では夏から秋ごろ、西日本では冬から春にかけて観察することができるきのこです。地域ごとに発生時期には違いがあり、福岡県では12月から3月頃までの発生が多いようです。また、タンポタケ(春型)、ヌメリタンポタケと一緒に見つかることが多いです。
■生える環境
ツチダンゴ類が生息するシイ・カシ・コナラ・ミズナラ・ブナ・アカマツなどに発生します。山地のみならず、市街地の神社や公園でも見...
2022/03/18
きのこ豆知識
ヌメリタンポタケ(滑短穂(打包)茸)
■時期
東日本では夏から秋ごろ、西日本では早春に観察することができます。(福岡県では12月頃から3月にかけて見られます)
■生える環境
ツチダンゴ類が生息する、シイ・カシ・コナラ・ミズナラなどの森の中に発生し、山地のみならず市街地の神社や公園でも見られることがあります。よく、タンポタケ(春型)やその他のタンポタケ類と混じって生えていることも多いです。
■特徴
菌寄生菌。地生型。子実体は、...
2022/03/11
きのこ豆知識
キヒラタケ(黄平茸)
■生える時期
主な発生時期は梅雨時期から秋と言われていますが、福岡県内では1年を通してその姿を見ることができます。
■生える環境
広葉樹、まれに針葉樹の枯木に重なり合って生えてきます。白色腐朽菌です。
■特徴
↑水分を多く含んでいるときは、傘表面の色は黄色っぽい色をしています。きのこの形は半円型や腎臓型、ときにほぼ円形の場合もあります。
↑乾燥しだすと白っぽい場所が増えてきます...
2022/03/04
きのこ豆知識
シロヒナノチャワンタケの一種(白雛茶碗茸の一種)
■生える時期
3月頃から5月頃に観察することができます。
■生える環境
ハゼノキの実やヤシャブシの実、その他木材などさまざまな場所で見られます。
■特徴
シロヒナノチャワンタケ(シロヒナノチャワンタケ属)の仲間は、
きのこ自体はとても小さく、しゃがんでじっくり見てみないとわかりません…。きのこはお茶碗型で、長い柄をもち宿主へと繋がっています。油山では、「ハゼノキ」の実から発生してい...
2022/02/25
きのこ豆知識
エゴノキタケ(エゴノキ茸)
■生える時期
1年を通してその姿を観察することができます。梅雨時期頃に幼菌が出始めます。
■生える環境
エゴノキの枯木に生えています。
■特徴
子実体の大きさは2センチから4センチくらいで、さわってみると硬いきのこです。木に沿って多数重なり合って生えることもあれば、ぽつんぽつんと離れて生える場合もあります。
↑沢沿いの枯れ枝に発生していた個体。傘表面の輪模様がはっきりとしていました...
2022/02/11
きのこ豆知識
マユハキタケ(眉掃茸)
■生える時期
九州地方では一年中観察することができます。
■生える環境
タブノキやホソバタブの朽木や切り株に生えます。マユハキタケは発生樹が限られてることから、生育地が限定的ではないかと言われています。日本では関東以南に分布しますが、関東周辺では比較的稀なきのことして知られています。一方で、九州地方では年中みられる普通のきのこです。
タブノキの切り株の陰に生えていたマユハキタケ。
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2022/02/04
きのこ豆知識
ヒラタケ(平茸)【追記】
■時期
秋の終わりから春の初めまで(福岡県は10月から4月ごろまで見ることができます)
寒い時期、雪が降るような時期にもでることから「寒茸(かんたけ)」とも呼ばれています。地方名も多く、古くよりヒトとのかかわりが深いきのこの一つです。
↑冬の森では、凍ったヒラタケを見ることも…
■生える環境
白色腐朽菌で、木材を分解する力が強く、主に広葉樹の朽木に重なり合って生える大型のきのこで...
2022/01/28
きのこ豆知識
サガリハリタケ(懸垂針茸)
■生える時期
夏から秋にかけて観察することができます。九州では冬場でも観察することができます。
■生える環境
白色腐朽菌で、広葉樹の枯木に発生します。
どちらかというと、身近なきのこというよりも、ちょっと山の中に入らないと見ることができないようなイメージなのですが、図鑑によっては「きのこ栽培の榾木の害菌としても知られている」と記載されているので、案外見過しているのかもしれないですね…
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