油山市民の森からのお知らせ
2022/01/21
きのこ豆知識
ニセマツカサシメジ(偽松毬占地)
■生える時期
秋から冬に見られるきのこです。
■生える環境
クロマツ林やアカマツ林の地面に埋まった松ぼっくり(松かさ)から生えてきます。
■特徴
傘の大きさは約2センチほどで、淡褐色から暗褐色、湿気ているときには傘の縁部分に短い条線をあらわす。
↑パット見は地面から普通に生えているきのこに見えます。しかし…
↑丁寧に彫り上げてみると松かさがついていました。
↑柄は白っぽい色...
2022/01/14
きのこ豆知識
ウスベニタマタケ(薄紅玉茸)
■生える時期
主に晩秋から早春にかけて観察することができます。
■生える環境
ブナ科の木の下、特にシイ・カシ林などで見られることが多いです。
■特徴
↑地表にひょっこりと顔を出しています。大きくて3センチほどの小型のきのこです。
↑表面を拡大すると菌糸(細いいとのようなもの)が敷き詰められています。
↑名前の由来にもなっている通り、きのこ全体は丸っこい形をしていてきの...
2021/12/24
きのこ豆知識
センボンクヌギタケ(千本櫟茸)
■生える時期
主に冬場に観察することができます。(福岡県では12月から3月頃まで観察することができます)
↑冬場の物寂しい頃に生えてくる迫力のあるきのこです。
■生える環境
白色腐朽菌で、広葉樹や針葉樹の倒木や切り株に群生します。(白色腐朽菌について詳しく知りたい方は、下の写真をクリックしてください。)
↑材は菌糸に覆われ白っぽくなっていました。
■特徴
↑表面は白色...
2021/12/17
きのこ豆知識
ハタケシメジ(畑占地/畑湿地)
■生える時期
図鑑やネット情報では夏から秋と書いてありますが、最もよく見られる時期は秋になります。(福岡県では9月下旬から11月上旬まで見ることができるきのこです。)
■生える環境
畑や道端、庭などの地上の他、畑、草地など。腐生菌で、地中に埋もれた木などを分解しています。
↑人々がキャンプとして利用している場所に生えていたハタケシメジ。
■特徴
↑ハタケシメジのカサは直径が...
2021/12/10
きのこ豆知識
タイワンアリタケ(台湾蟻茸)【追記】
↑過去YouTube
↑リメイク版
■生える時期
ほぼ1年中観察することができますが、成熟するのは夏から秋になります。通称ゾンビアントと呼ばれています。
■生える環境
山の中で一年を通して湿度の多い場所。
例えば、森の中の沢沿いや滝付近。夏でもちょっとひんやりする場所に生えていることが多いです。そして、その場所にある常緑植物(フユイチゴ、シダ植物、アラカシなど)の葉の裏...
2021/12/03
きのこ豆知識
サケバタケ(裂歯茸)
■生える時期
春から秋(九州などの暖かい地方では初冬まで観察する事ができます。)
■生える環境
針葉樹のマツなどの枯木、またはスギ材などの看板などに発生します。
↑木材看板に発生していたサケバタケ。ここでは毎年その姿を見ることができます。
■特徴
きのこ自体は半円型、腎臓型、扇形など様々な形がありますが、枯れ木に張り付いたように発生します。
↑小柄な個体。アカマツの枯木に...
2021/11/26
きのこ豆知識
ヒメスギタケ(姫杉茸)
■生える時期
春から秋(九州などの暖かい地方では初冬まで観察する事ができます。)
■生える環境
広葉樹の枯れ木に生えます。(原木椎茸の榾木でよく観察できます)
■特徴
↑傘の大きさは1センチから4センチほどで、表面はたくさんの柔らかいトゲに覆われています。はじめ半球形ですが傘が開いてくるとややまんじゅう型へと変化していきます。
↑ヒメスギタケ幼菌
↑ヒメスギタケ幼...
2021/11/19
きのこ豆知識
クチベニタケ(口紅茸)【追記】
↑昨年のYouTube
↑リメイク版
■時期
夏から秋にかけて(福岡県内では一年中みることができます)
■生える環境
シイ・カシなどが茂った林内の落ち葉の下、もしくは赤土や腐葉土の斜面地などに多いです。菌根菌。
■特徴
頭部は丸く灰黄土色で1センチから2センチほどの小さなきのこです。
表面はかさぶたのように粗く、時間がたったり、雨や何かの衝撃などでなくなってしま...
2021/11/12
きのこ豆知識
チシオタケ(血潮茸)
■生える時期
夏から秋(九州の場合は、冬場でも観察することができます)
■生える環境
広葉樹の枯れ木や倒木上などに発生します。
■特徴
傘の大きさは2センチから3センチほどの小型のきのこです。傘の色は淡い赤紫色、淡い褐色で中心部分は色が濃ゆく縁に近づくほど色が薄くなっていきます。どちらかというと、湿度がある場所ではピンク色に近く、乾燥しやすい場所では褐色になっていることが多い...
2021/11/05
きのこ豆知識
スギヒラタケ(杉平茸)
■生える時期
8月から10月頃に発生します。(福岡県内では12月まで見られることがあります)
■生える環境
木材腐朽菌。スギ、マツなどの針葉樹の切り株や倒木に重なり合って生えています。
↑枯れたアカマツにびっしり生えていたスギヒラタケ。
■特徴
↑きのこの大きさは2センチから7センチほどで、全体が真っ白い色をしています。
↑森の中の湿気が高い場所(渓流沿いやコケ植物が多く生え...